寒い季節になると、男女問わず悩ましいのが肌の乾燥です。
- 肌が乾燥して化粧が粉を吹く
- 肌がささくれ立つ
- 肌が赤い、痛い、痒い
こんな悩みがある方は、クリームや乳液など保湿剤の使い方が間違っている場合があります。
どんなに高い保湿力の保湿剤も、適切な使い方ができていなければ効果がありません。
今回は、保湿剤の間違った使い方を直して肌の乾燥を防ぐ方法についてお伝えします。
このブログを書いているsissyは化粧品メーカーのOLです。
スキンケア化粧品を作っているので、正しい使い方についてはプロ中のプロ。
自身も正しい化粧品の使い方を知って、乾燥肌を治しアンチエイジング実践しています。
間違った化粧品の使い方は、乾燥や老化を加速させてしまいます・・・間違った使い方には当てはまる人がかなりいますので必見です!
乾燥と老化を加速させる!間違った保湿剤の使い方
・過剰な油分(クリーム、オイルなど)を顔につける
・マッサージするように指を肌の上で滑らせながら保湿剤をつける
このような使い方は、肌を乾燥させ老化もすすめてしまう間違った使い方です。
乾燥を防いでシワのできないみずみずしい肌になるためにやっていることが・・・逆に肌に負担をかけてしまっているのです。
過剰な油分を肌につけると乾燥が加速する!
過剰な油分(保湿クリームや、オイル、ワセリンなど)をつけると肌は却って乾燥してしまいます。
必要以上の油分が皮脂(肌が自分で作り排出する油分)の分泌を妨げてしまうからです。
化粧品でつける油分よりも、自分の体から作られる油分の皮脂のほうが当然肌に適しています。
過剰な油分をつけることでかえって皮脂が不足し、乾燥や肌荒れがさらにすすんでしまうのです。
皮脂とは?
皮脂は、皮膚の表面で薄く膜をはり(皮脂膜)皮膚や毛髪にうるおいやなめらかさを与え、外の刺激から肌を守ってくれるものです。
皮脂膜があるから肌は弱酸性の保たれて、細菌の増殖を防いでいます。
皮脂が不足すると、皮膚内の水分が蒸発しやすくなって肌が乾燥し小ジワや肌荒れの原因になります。
クリームなど油分のは水分保持力は高くない
油分は水分保持力はさほど高くありません。
水分が逃げないように蓋をするというイメージがある油分ですが、たっぷり塗ってもその隙間から水分は蒸発してしまうからです。
間違った塗り方(つけ方)が肌を乾燥させ老化を加速させる!
クリームを指に取り、両ほほ・額・鼻・あごに置き、それを伸ばすように顔全体に広げるつけ方をするとシワしわが増える原因になります。
クリームを指で伸ばして広げる動作は、皮膚を引っ張ることです。
これは皮膚を伸ばして、みずからシワを作っているようなもの。
毎日毎日スキンケアのたびを繰り返していると・・・当然シワが多くなり、老けてみえてしまいます。
またクリームを伸ばした時に指で皮膚を擦る摩擦が、刺激を与えています。
この摩擦で皮脂膜も失われ、傷つけられて水分を失い乾燥も進んでしまうのです。
乾燥肌のための正しい保湿剤のつけ方【手のひらで顔を包み込む】
肌の乾燥を防ぎ刺激を与えない正しい保湿剤のつけ方は、手のひらに保湿剤を馴染ませてその手で顔全体を抑えるように馴染ませること。
これだけです。
1. 保湿剤を〈適量〉手のひらに取ります
※ たくさん取りすぎないこと、顔全体に薄く行き渡る程度の量で充分です
2. 左右の手のひらを揉んで、手のひらに十分馴染ませます
3. 両手のひらで顔を覆って優しくおさえます
※左右をおさえてから、次に上下をおさえます
4. 目の周りや口の周りなど、手のひらでカバーしきれなかった細部は中指や薬指や小指で優しくおさえてカバーします
※中指は力が強いので使わない
これくらいでいいのかな?とちょっと物足りなく感じるくらいの量で充分です。
つけすぎると、皮脂の分泌を妨げてしまいます。
つけすぎた時は柔らかいティッシュで顔を多い、その上から優しくおさえてティッシュに写し取るようにして減らしましょう。
特に皮脂分泌量の多い額や鼻などは、ほんの薄くつける程度で充分なのです。
保湿剤は適量を正しい方法でつけてこそ肌を保湿できる
肌に必要な最低限の油分を、「塗る」「伸ばす」のではなく肌に馴染ませるという保湿剤の使い方が、本当に保湿ができる使い方です。
この2つのポイントをできていた人は、かなり少ないのではないでしょうか?
乾燥する時期はなんとか改善したいと保湿剤の油分をたくさんつけ、すこしでも多く肌に浸透させようとすり込むようにぬっている人が少なくありません。
ぬればぬるほど、たくさん使えば使うほど肌は乾燥していき、シワも増えてしまいます。
これまでのやり方を変えて、正しい使い方で保湿剤を使って肌の乾燥を改善してみてください。
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