〈ひじ・ひざ・かかと〉のカサつきとひび割れ対策【油分&角質ケア】

冬になると、カサついたり、ささくれたり、ひび割れてしまったりと悲惨の状態になりがちな〈ひじ・ひざ・かかと〉。

どうして、その部分だけ極度に乾燥してしまうのでしょう?

どんなお手入れをしたら予防や改善ができるのでしょうか?

今回のblogでは、冬のボディでも特に乾燥する部分〈ひじ・ひざ・かかと〉に対する悩みを解決します。

blog主のsissyは化粧品メーカーのOLです。

スキンケア化粧品をつくっているので、お肌のことはプロ中のプロの専門家です。

お客様にもお伝えしているスキンケアをこのblogでお伝えします。

カサつき、粉をふく、ひび割れは角層の水分不足

〈ひじ・ひざ・かかと〉がひどく乾燥して

カサついたり、粉を吹いたり、ひどい時にはひび割れたりしてしてしまうのは、

この部位の肌の水分量が極端に少ないことが原因です。

手指・ひじ・ひざ・かかと・・・四肢が水分不足な理由とは?

乾燥しやすいのは、もともと手指・ひじ・ひざ・かかとを含む四肢が水分の少ない部位だからです。

四肢はなぜ、水分量が少ないのでしょう?

それはこの部位の生活環境での影響や、皮膚の構造とに理由がありました。

曲げ伸ばしするため水分量が極端に少ない〈指手・ひじ・ひざ・かかと〉

人間の体の水分量の違いは部位によって大きく異なっています。

・四肢は衣服に含まれている部分に比べて半分の水分量

・腕や脚の伸張する側は屈曲する側よりも半分ほどさらに少ない

体の中でも衣服の外に出ていることが多い四肢は、それ以外の部位の半分の水分量しかありません。

曲げ伸ばしする部分の外側である、ひじ、ひざ、かかと、指の節などはさらに半分の水分量です。

物理的刺激で乾燥がすすむ〈手指・ひじ・ひざ・かかと〉

ひじやひざは生まれてからずっと、繰り返し衣服などで擦れたり圧迫をうけています。

そのため角質が厚くなっていて乾燥しやすく、さらに外に露出する頻度も高いため乾燥の度が増していきます。

皮膚がモノに触れると角層は浮き上がりがちになり、皮膚の荒れやかさつきが生じるからです。

皮脂不足が水分量不足の原因に

水分量が少ないことは、皮脂の量にも関係しています。

四肢は水分量だけでなく、皮脂の分泌量も少ないのです。

↓体の皮脂量の分泌量は次のとおり↓

・衣服に包まれている身体部分は顔面の半分以下

・さらに四肢はそ身体部分の半分以下

つまり四肢の皮脂量は顔の1/4以下ということです。

皮脂が少ないとどうなる?

角層や汗に含まれる皮脂が、水分を保持する役割はとても重要です。

けれどもこの皮脂を排出する汗腺の数も、四肢は顔の半分ほどしかないのです。

もともと水分量が少ないうえに水分を保持する機能の皮脂の分泌までがすくないので乾燥が起こり、角質も硬くなってしまい、ささくれ立ったり、割れたりしてしまうのでせす。

角質が厚くなって割れてしまう肌

水分と皮脂不足で乾燥が顕著になり、さらに角質が硬くなって割れてしまうのが、かかとです。

足の裏は立って歩くことで体重による強い圧力がかかり、擦られるています。

このように一部分に繰り返し力が加わると「防御反応」がおき、角層が硬く厚くなっていきます。

冬は汗もでないし、内部の皮膚細胞から水分がほとんど補給されないので、角層は粘りがなくなりカサつき、異常に厚くなるとひび割れてしまうのです。

カサカサ、ササクレ、ひび割れを予防・改善するためお手入れ方法

もともと水分量が少なく、皮脂量っも少ないひじ・ひざ・かかとは、手入れをしないと角質がどんどん厚くなり、乾燥する時期はひび割れたりしてします。

そこでおすすめの具体的なお手入れ方法をお伝えします。

湿クリームには油分を適度に含むものを

カサツキや硬さが気になるときは、こまめに保湿クリームを塗りましょう。

手足は皮脂腺が少なく皮脂が足りていないので、代わりに油分を適度に含む保湿クリームを選んでみてください。

保湿クリームにもいろいろな種類があります。

例えば、主婦湿疹と言われる洗剤の影響で肌荒れしている場合は、炎症を抑える成分が入っているものが必要です。

その手荒れ、乾燥のせいではないかも?

主婦湿疹による手荒れにおすすめの保湿クリームについて書いています

硬く厚くなった角質を落とし尿素で柔らかくする

入浴して皮膚が柔らかくなった時に余分な角質を削り、そののタイミングで保湿クリームを塗りましょう。

尿素が配合された保湿クリームは角質を柔らかくする働きもあるので、手足の角質が硬くなった部分に最適です。

尿素は天然保湿因子の主要成分で水と馴染みが良く、しっかりと水を捕まえて保湿します。

肌に触れるものは化繊を避ける

肌が乾燥する人は、衣服の素材に化繊(ポリエステルやレーヨンなど・・・)は避けることをおすすめします。

特に肌に直接触れる衣類の下着、タイツ、靴下などです。

できるだけ、自然素材の綿など選ぶのがベストです。

電気カーペットも足(特にかかと)を乾燥させてしまいます。

ひじ・ひざ・かかとの乾燥には角質のお手入れと油分の補給がおすすめ

もともと水分や油分が足りず、物理的な刺激もあってどうしても極度に乾燥してしまうひじ、ひざ、かかと。

空気が乾燥し暖房も使う時期はお手入れをせずにいると、どうしても悪化してしまいます。

適度な油分が配合されたクリームをお風呂上がりの柔らかくなった肌にこまめに塗り、角質が厚く硬くなりすぎないように定期的に手入れしていきましょう。

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