メイクの一番重要ポイントは眉。そしてメイクが一番難しいのも眉です。
「自分がメイクした顔が、なんだかあか抜けない」「メイクした顔が、なんか不自然」と感じている人は、眉の書き方が”イケてない”のかもしれません。
今回は眉の書き方…というより、見せたい顔になるための眉の整え方のポイントをお伝えします。
sissyは、化粧品メーカーに勤務するアラフィー。
メイクは20代のときから、何度もメイクレッスンに通いアイブロウの描き方もプロ級。
単に「書き方」を知っているだけでなく、骨格を活かした眉の書き方や、見せたいイメージで書き方を変える方法を実践しています。
JPMパーソナルメイクJrアドバイザー。
[ウェストサイド・ストーリー]ヒロインの垢抜けなさの正体は”眉”
このテーマをブログに取り上げようと思ったのが、今話題の映画[ウェストサイド・ストーリー]を観に行って、思ったことがあったからです。というのが・・・
ヒロインが可愛くない・・・
[ウェストサイド・ストーリー]といえば、現代版[ロミオとジュリエット]ともいわれる大恋愛のお話。主人公の男女は一目ぼれですっごく惹かれあうわけなんですが、ヒロインを演じるレイチェル・ゼグラーの見た目が「おぼこすぎる・・・」イケてなさすぎる、ダサすぎるのですよ。
そのおぼこさはなぜ・・・?と考えてみたところ、その原因が
眉!
眉の書き方がヘン!
だからだったんです。
まあ、マリアはプエルトリコから大都会のNYへ出てきたばかりという、「おぼこい」設定の役だったのでわざとそのイメージで眉を書いていたのかもしれませんけどね。
眉の太さ&長さの基本は自分の目の大きさ
眉を書くときベースの指標となるのが、”自分の目”です。自分の目の幅や、縦の長さが”物差し”のようになって、理想的な眉の長さや太さが決まります。
- 眉の太さ・・・瞳孔の最大値が、眉の一番太い部分と同じ
- 眉の長さ・・・眉頭は目頭の真上、眉尻は小鼻と目尻の延長線
眉が太すぎたり、長すぎたりすると目が小さく見えてしまいます。
反対に眉が短すぎたり、細すぎたりすると顔が大きく見えてしまいます。
マリア役のレイチェル・ゼグラーの眉は
太すぎる、眉尻も長すぎる
眉の色は髪の色と目の色に合わせる
眉は色も重要です。髪色をすごく明るくしているのに、眉は黒いままだととても不自然であか抜けない印象に。(例:金髪にしてるのに眉と髭が黒い日本人サッカー選手とか)
色が合っていないと、眉ばかりが悪目立ちしてしまいます。
眉の色は、髪の色と瞳の色の中間くらいがベストです。髪の色は、地色でなくヘアカラーしている色のことです。
「自分は日本人だから、瞳の色は黒!」と思い込まないで、よくよく鏡を見てみてください。以外と茶っぽい人も多いです。
眉の色は眉の全部が端から端まで同じ色の濃さでなく、眉山から眉尻部分が一番濃く、眉山から眉頭に向かって薄くなるようにします。
全部同じ濃さだと、のっぺりと張りついた”海苔”のような眉になってしまいます。
マリアの眉は黒すぎる・・・。色が端から端まで同じで真っ黒。
顔で一番に眉の目がいってしまいます。
なんか”カワウソ”みたい。
眉はなりたい顔を演出する大切なパーツ
眉は、メイクで顔の印象を左右する大切なパーツ。言ってみれば、眉をちょっと変えるだけで顔のイメージを変えられるんです。
基本の形(長さ、太さ)、色(明るさ、濃さ)は基本を抑えたうえで、その日のなりたいイメージや、メイク、ファッション、ヘアスタイルなどとあわせた雰囲気などでちょっとずつ変えてみるのがおすすめです。
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