ファンデーションは、毛穴に詰まったり肌呼吸でできなくなりそうで肌に悪いと思っている人はいませんか?
- 「マスク生活で顔の半分以上を隠しているからアイメークだけでOK!」
- 「ファンデは塗らない」
- 「ファンデーションを塗るのをやめた」
こう考えている人も多いようですが、ファンーションは本当に肌に悪いのでしょうか?顔をマスクで隠しているからといってファンデーションを塗らないことで、デメリットはないのでしょうか?
今回は、このような「ファンデーションは肌に悪いのでは?」という疑問に、化粧品メーカーで15年以上働いているsissyがお答えします。
肌荒れしているのがファンデーションのせいだと思っている人がいたら、本当の原因は違うところなのかもしれませんよ。
ファンデーションが肌に悪いはウソ!実証データあり
ファンデーションが毛穴につまったり、肌の呼吸を妨げるなんてことはありません。これは事実ではなく、たんなる思い込みやイメージにすぎません。
ファンデーションは毛穴をつまらせず、肌の働きを妨げることはありません。
この証を、資生堂が実証実験をで証明しています。
それがコチラのデータ↓
出典:<全国の女性5,000人に聞いたファンデーションに関する意識調査>
この検証によると、肌にファンデーションを塗っても毛穴の詰まりも起こらず、肌呼吸も止めないことがわかっています。
ファンデーションが肌に悪いとしたら…それはファンデ以外のものが原因かも?
ファンデーションは毛穴も詰まらせないし、肌呼吸も妨げない…
でもファンデーションを塗ると、肌荒れする!
このような人は、ファンデーション自体よりも使い方や落とし方が原因になっている場合があります。思いあたることないでしょうかが?
ファンデーションのつけ方がNG
汚れたスポンジ使っている
パウダーでもリキッドの場合でも、ファンデーションをつけるスポンジやパフが汚れていると肌荒れの原因になります。
ファンデーションのスポンジやパフが汚れている人って、実際にかなり多いのです。ほとんどの人が汚れたスポンジを使っていると言ってもいいくらいです。
購入してから1度も洗ったり新しいものに取り替えたことがなく、ファンデーションがこびりついてドス黒くなったスポンジでメイクしている人がかなり多くいます。
スポンジは、直接肌や手に触れるので皮脂や水分などが付着して、殺菌が繁殖しやすいアイテムです。そんなスポンジやパフでファンデーションを毎日つけていたら…そりゃあ肌荒れしますよね。
スポンジは一度使用した面を使わずに、新しい面をどんどん使っていく方法が正解です。洗うのが面倒な人は安いものでも使い捨てのほうがよっぽど清潔だし、つき具合もよくてキレイに仕上がります。
メイクがきちんと落とせていないor洗いすぎ
メイクが残っていると肌荒れに
ファンデーションなどのメイクがきちんと落とせていない場合、肌に残ったメイクの顔料や油などの成分が酸化して肌あれの原因になっていることがあります。
「軽いメイクなら洗顔料だけで落とせる」と思っていたら大間違いです。
洗顔料とクレンジング料の役割は違います。メイクは油分なので、油分を使わなければ落とすことができません。油分で浮き上がらせて界面活性剤で落とす、それがクレンジングの役割です。洗顔料は界面活性剤で水性の汚れしか落とせないので、メイクは落とせずに肌に残ってしまいます。
顔の洗いすぎで肌荒れに
メイクを落とせていないのと反対に、洗顔やクレンジングのしすぎで肌に必要な油まで洗い流してしまっている場合は、肌荒れになっている可能性があります。
皮脂は肌に必要な皮脂膜を構成し、肌のエモリエント効果(うるおいを保つ)を発揮しています。洗いすぎすると皮脂膜まで洗い流されて、肌のバリア機能が乱れて肌荒れしやすくなってしまいます。
ファンデーションの種類が肌にあっていない
ファンデ選びが間違っている場合も、肌荒れの原因になることがあります。
ファンデーションを構成する成分は、基本的に粉体+水+油です。この配合割合の違いによって。パウダーファンデやクリームファンデというように、形態が変わります。
脂性肌の人なら、油分の多いエマルションタイプは合わないし、乾燥肌の人なら、粉がほとんどのパウダータイプはますます乾燥してしまいます。
肌をダメージから守るファンデーションの効果
使い方・落とし方・選び方が間違っていなければ、ファンデは肌に悪いどころか、肌につけたほうが肌にとっていいアイテムです。なぜなら、肌を紫外線などのダメージから守ってくれるからです。
紫外線をカットできる
ファンデーションの肌への効果が最も大きいのが、UVカット効果です。
UVカット指数が記載されて紫外線吸収剤や紫外線散乱剤配合の商品でなくても、ファンデーションには紫外線カット効果があります。
ファンデーションを構成する成分である顔料(酸化亜鉛や酸化チタン)そのものが、紫外線を跳ね返す効果がある粉体だからです。
ファンデーションはつけるだけで、UVカット効果があるのです。
雑菌や外部刺激から肌を守る
ファンデーションをつけることで、肌に雑菌が侵入したり、ほこりや花粉などの外部からの刺激物が直接肌に付着するのを防いで肌荒れを防止します。
余分な皮脂を吸収する
ファンデーションの粉体は、皮脂を吸収する効果があります。肌上の余分な皮脂が吸収されればニキビの原因を防ぎ、毛穴の詰まりや黒ずみの原因になる角栓対策になります。
「ファンデーションが肌に悪い」は思い込み!ファンデで肌をダメージからガード使用!
ファンデーションが肌に悪い、といのは単なるイメージでしかなく、実際は肌にデメリットにはなりません。デメリットになるとしたらら・・・つけ方(スポンジやパフ)がNGの場合や落とし方が適切でないの場合です。
ファンデーションは肌に悪いどころか紫外線などのダメージから肌を守る、スキンケアの重要アイテムでもあるのです。
都会で化粧を毎日して暮らしていた人と(例えば…水商売の女性)、田舎で化粧を全くせずにくらしていた人(農家の人)がおばあさんになったときの肌を思い浮かべてみてください。きっと前者のほうは若々しい肌を維持していて、後者はシミやしわがたくさんできている確率が多いでしょう。
肌を美しく見せるためだけでなく、スキンケアとして肌を守るためにも、ファンデーションをきちんと付けることは美肌の、そして美人でいるための必須条件なのです。
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